アメリカの小学校事情〜休校編〜
絶賛引きこもり中です🏡今日トランプ大統領が外出自粛の延長を決定しました😫世界中で日毎に様子が変わるようで、ここサンディエゴでも毎日新たな情報が入ったり、変わったり…。学校がお休みになったのはたった2週間前なのに、随分と日が経過したような気がします。
さて、学校事情についての続きです😊前回までの記事はこちら↓
✴︎休校決定の日の様子
日に日に切迫した雰囲気になる中、いつも通り子供を送り出し買い物などしていると、学校からメールが📩サンディエゴの教育長からのもので、来週から春休み明けまで学校を休校にするという通達でした。いきなりなお触れに驚きながら買い物を続行していると、みるみるスーパーに人が増えてきました👥以前から買い占めは始まっていたものの後にも先にもこの日がピークだったように思います。…わかるよわかるよ、子供が家にいるとなると相当の準備が必要です😱
私もこの日の予定は急遽変更して、子供が帰宅するまでのすべての時間を買い出しに充てました。スーパーマーケット、99セントショップ、target、日系スーパーと4カ所回りましたがどこもかなりの人。targetのパスタ小麦粉ブロスコーナーはすっからかんでした😱
この日トレーダージョーズは昼過ぎからまさかの閉店をしたとのこと。理由は売れるモノが無くなったから😂どこもかしこも大変なパニック状態でした。
ちなみにtargetではレジの前に並んだ人が大量のゲーム類やレゴなどのおもちゃを買い込んでいました。この時はいくら休校でもそんな買い与えなくても…と思っていましたが、今ならわかりますー😭
学校に迎えに行くと、先生方も急なことでバタバタされていました。子供達が持って帰ってきた宿題はとりあえず、この日の時点で先生が用意出来たモノ、という感じ。
キンダーは
- 3週間分の従来のホームワーク
- アルファベットの練習
1stは
- 2週間分の従来のホームワーク
- 毎日のjournal
- 実施予定だったmathのテスト
- 次回のプレゼンテーション課題
をそれぞれ持って帰ってきました。
帰宅後、例のClassDojoアプリを通じて各先生からメールが届きました。どちらの学年も学校で使っているmathとreadingのアプリを家でもやるように、との事が追加で書かれていました。
✴︎そもそも通常の授業内容は
アメリカでの授業スタイルとして、そもそも学校ではタブレットやパソコンが1人一台至急されて、実施する時間があります💻日本ではどのくらいからやるのかな?少なくとも小1では触らなかったな🤔やはりIT化は教育現場でもかなり進んでいる様子です。
ホームワークはいつも紙ベースで持ち帰ってきていたので、家庭内で推奨しているアプリがある事以外にそこまで日本との差異は感じなかったのですが今回の一件で、先生から追加追加で連絡があり、新たな指導方法などが策定されました。その内容がなんとも現代的でさらに驚くのでした。
✴︎生徒の情報はデータベース化
生徒はパソコンやタブレットを使うにあたり、当然IDとパスワードを渡されています。パソコンのセキュリティ対策とか、そんなレベルでのIDかと思っていたのですが、今回のこの騒動を期にこれが壮大なスケールのモノだと知りました。
我が子の通う学校はcleverという教育ソフトウェアを採用しています。このcleverというのが住所や家族構成をはじめ、図書館の貸し出し履歴など…生徒のすべての情報をデータベース化して管理しています。また生徒はこのcleverを学校の中でポータルサイトとして使用しており、cleverを通って各勉強系のアプリへアクセスする事で、生徒一人一人のアプリ内での進捗状況などもすべてデータ管理されるのです‼️おそろしい!宿題、やったんですけど家に忘れて来ましたー🤪なんて言い訳は通用しないわけです笑。cleverの詳しい内容についてはこちらを👩💻
また、ここには各生徒の成績情報や使用している教材に至るまで多様な情報が共有されており、進級進学だけでなく、cleverを採用している学校間での移動なら生徒の状況をすべて引き継げてしまう訳です😄さらに大学入試にも全ての生徒情報がわかるので、無くてはならない、とてつもなく便利なツールのようです。(アメリカの大学入試については日本のように成績だけで勝負ではなく、かなり特殊なため細かな生徒情報が必要だそうです。)
こんな知った風に書きましたが私もまだcleverについては分からないことだらけ😅きっとまだ他にも機能を持っていると思います。おそるべしclever‼️おそるべしIT化🖥どうりでこちらの小学生はみなマイタブレットやスマホを持っている訳です。
日本の教育現場はどうなっているのでしょうか?多少はデータベース化されている事もあるかもしれませんが、このようなソフトウェアを導入している学校は…無いような気がします。私立だとあるのかなぁ?
✴︎Zoomやその他アプリも使用
春休み明けまでと言われた休校も、おそらくは難しいだろうという事で、本格的にdistance learningを開始する旨の連絡がサンディエゴ学校長よりありました。それに伴い各教員も4月中にトレーニングを受けて順次開始していくとのこと👩🏫
我が家では1stの先生が、一足早くその取り組みを開始してくれました。先生の説明によると今後はseesawという課題共有アプリを使用して課題を提出され、それをzoomで共有するというものです🔃今週テスト的に初めて運用されましたが、アナログな私にとってはこんな方法でこのピンチを乗り切れるのかと感心しきりです🧐
seesawがまた優れもので、先生から課題とその意図について出題されます🏫それを写真や動画で撮影して投稿するSNSのような機能がメインです。子供達は投稿に対してメッセージを送り合う事もできるのですが、いちいち先生の検閲が入るように設定されていて、勝手なコメントが出来ないあたりも◎😅
他のクラスの先生はgoogle classroomで課題を共有するという人もいました。これは先述のclever内からリンクされているもので、おそらく個人データに落とし込めるのかと思われます。
子供はお友達の顔が見えるので嬉々として取り組んでいますが、いかんせんまだ英語力の低い母子にとってzoomでの発言というのはハードルの高いものでもあり、、、これからは親子二人三脚で授業に参加する事になりそうです。