fa004のカリフォルニア滞在記

3人の子連れで行く

小学校が終了‼️夏休みです🌞

こんにちは‼️ついに6月初旬で小学校が終了、といってもとうとう学校に行く事なく終わってしまいました🏫

しかしオンライン授業では子供の授業の様子をさながら授業参観のように見学できたり、それはそれで貴重な経験でした。公立ながらオンラインでここまで制度を整えてすぐ導入するアメリカのスピードに驚きました

以前に書いたアメリカのIT化に関する記事は👇

fa004.hatenadiary.com

 

 

 

我が家には1stと、TKの子供がいて、両方ともにオンライン授業を実施していました。先生方の努力もあって、オンライン授業の精度は週を増すごとにどんどん上がっていきました。今日はオンライン授業の様子について書いてみたいと思います。

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✴︎オンライン授業の導入

学校閉鎖決定後1週間で元々予定されていた春休みに突入しました。約2週間近い休みを挟んだ4月頭にメールで、オンラインでの授業を4月中旬より再開し、皆学校の勉強に遅れの出ないようにする、という通達がサンディエ教育長からありました。具体策は各学校やクラスで様々なようですが、先生方は学校やサンディエゴ教育省から、オンライン授業のトレーニングを受けたようです。

オンライン授業の名称は様々でe learning ・online learning・distance learning などと呼ばれていました🗣

laptop💻を子供が使える環境にない、またはインターネット環境の無い家庭には無償でlaptopとルーターの貸し出しがあり、この貸し出し期間終了を焦点にあててオンライン授業スタートを予定していたようです。実際には春休み明けすぐに、我が子達のクラスではオンライン授業が始まりました。

 

✴︎我が子達が使ったツール

オンライン授業には2つの仕組みを使いました。

1️⃣zoom

日々の授業はこれでリアルタイムに行われ、質疑応答やプレゼンなどをする日もありました。

2️⃣seesawというアプリ📱

先生からzoomで教わった事の復習内容やその他独自の内容がassignmentという形で出され、子供達はそれをパソコンやタブレットの画面上で、または出力紙で実施し、スキャンしたり写真を撮って投稿し、提出します。先生が確認してくれた事もわかり、コメントをくれる場合もありした🤗

Seesawの一例↓

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✴︎どんどん変化する授業スタイル

TKクラスでは、初めは週に一度のzoomでしたが、その後週に3回はクラス全員でzoom、週に2回は小グループでのzoomになりました。(つまり毎日。突発的に先生の都合でskipされることはよくあった。)

クラスzoomでは全員ミュートにして、課題の説明や絵本の読み聞かせなど、聞かせる事に特化した内容、小グループzoomはミュートにせず、先生の問いかけにテンポよく答えるphonicsの勉強や、算数の足し算など、発言させることに意識した内容になっていました。いやーよく考えてくれています。

1stのクラスでは、午前に一時間みっちり算数の授業、午後に30分国語のような英語のグラマーなど学ぶ時間、とすみ分けされていました。それが徐々に午前は途中休憩を挟みながら約1時間30分強、午後は質問のある生徒だけが参加する事になりました。保護者からのリクエストもあった様子。

午前のロング授業では、先生による座学があったり指名制で答えさせたり、キンダーではまとまらないであろう授業の進行でしたが、さすがは1stの子供達、お利口に参加している印象でした。我が家の子供もなんとか食らい付いてやっているようでした。

いずれにせよ、かなりフレキシブルに現場の様子を見て、先生方が工夫してくれているようでした。このあたりを鑑みても、やはりアメリカの公立エレメンタリーに通わせるなら教育意識の高い学校を選ぶのは大事だなと感じます。

 

✴︎教材

あの手この手で教材を探してくださいました。

TKはだいたいYouTubeがソースになる事が多かったほか、先生が動画を作成してその日の課題の説明をしてくれたりしていました。

www.youtube.com

www.youtube.com

とにかく上のおじさんのチャンネルはよく使われていました。子供ウケもよいのか、一緒に歌って楽しんでいました。

またストーリータイムの絵本読み聞かせも度々使われ、これを見た上で物語のsettingやcharacterを考える、といった読解の授業もあります。
1stではTKと同じようなYouTubeの他にも、学校がシステムを買い付けたのか、mathのデジタル教科書を取り入れたり、epicというデジタルブックのサイトから教材を取り出したり、アメリカではよく見るSCHOLASTICという教材から引用したりしていました。

その他にもおそらく全米の小学校が同じような状況だったので、小学校の先生達向けにもいろんな課題や教材のソースが出回っていたのだと思います。
おかげで日本に帰国したあとの英語学習の手引きにもなりそうで、様々な取り組みにいちいち感心しました。

 

✴︎バーチャル遠足

こんな中、バーチャル遠足などというお楽しみも生まれました。我が子は動物園とファームに参加する事ができました😅

動物園では、画面前にヘビや蜘、ウサギや猫などの生物が登場し、それぞれの解説をしてくれます。カリフォルニア固有の生物に特化しているようで、なかなか面白かったです。また質疑応答の時間も取ってくれているので、双方向な感じが子供も楽しめていました。

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ファームは、牛の搾乳や馬のブラッシング、鶏の卵取りなどを見学するスタイル。英語の拙い我が家は画像からの情報が頼りなので、広大なファームでの出来事を映像だけで学ぶには少しむずかしかったかな😅?という印象。それでも日々家から出ずに唯一の外との繋がりであるzoomで、勉強とはまた違う時間に子供もリフレッシュしていました。

 

✴︎荷物の引き渡し

学期末となる最終日、本来であればアメリカはさっぱりと終わるらしいのですが、私が見ているかぎり、バイバイセレモニーをたっぷりと時間をかけてしてくれました。転校をする生徒に対して話を振って聞いてくれたり、他の生徒からコメントを受け付けたり…。聞いていたようたドライな感じでもなく、子供達も喜んでいました。

最終日の翌日、ヘッドフォンや筆箱など、些細なモノではありますが教室に置き去りになっているモノのピックアップ日でした。借りていた本の返却もできます。ウォークインかドライブスルーかを選択し、マスク・手袋必須での参加です。各学年毎に時間が割り振られており、事前に調査票に記入した人だけ(ピックアップしたいものがある人だけ)でした。

ここには先生は現れず、学校の事務方とPTAの方がボランティアで入っていた?と思われます。

 

 

そんなこんなで、一年足らずの学校生活をすべて終了しました。

こんなタイミングでアメリカ生活なんて気の毒ね…と言われる事もありますが、アメリカならではのスピード感のあるオンラインへの移行の様子や進化などを体感できて、この時期だからこそ得たことも多かったです。

リアルな経験としても、しょっちゅうあるパジャマデイやクレイジーソックスデイ、カラーデイなど着ていくお洋服で遊ぶ文化、ハロウィン、クリスマス、中国の春節祭などなど、日本の学校生活では無いであろう経験に親子で楽しませてもらいました。

アメリカの学校を体験する事はおそらくもう無いと思いますが、いつか子供達が大きくなった時にまた、留学を志すきっかけになったり、視野の広い将来の夢を描けたりする一助になってくれたら嬉しいなと思います😊

 

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