子連れでグランドサークルの旅〜モニュメントバレー編〜
まだまだ続きます!グランドサークルの旅、二箇所目🚗前回までのお話はこちら↓
✴︎ページからモニュメントバレーへ移動
アンテロープキャニオンではあまりの景色に言葉を失いましたが、まだまだ旅は序盤です。pageには他にもレイクパウエルなど見所沢山ですが、夕陽に照らされるモニュメントバレーを見たい‼️という訳でこの日もぐんぐん移動します🚗122マイル2時間強‼️うん!行けそうです😁
時間は午後2時前。ここからノンストップで向かいます。
今度は砂漠というより、ゴツゴツした荒地の中を進んでいく、というような印象でした。タンブルウィード?のような草もたくさん生えていて、道路を転がってくる事もありました🌿
時に見える岩達にも、もはや見慣れてきてしまう怖さ😅
道はほんとに何もありません。1時間ほど経った時にガソリンスタンドなどありましたが、他は皆無。でも段々と赤土に近づいてくる気配はありました。
モニュメントバレーを目前に街が出てきました。Kayentaという場所です。おそらくモニュメントバレー内に泊まれない場合にはこの辺りに宿泊する事になるのだと思います。他にもMexican Hatという反対側から来るルートもあるので、もしかしたらそちらにも宿泊先はあるのかな?ここからモニュメントバレーまでも実はまだまだ30分以上かかる遠い場所です😅
どんどん進みます。ん?なんか見えてきた!あれがモニュメントバレーか⁉️と嬉しくなり、車を脇に停めて撮影しました。でも、これはモニュメントバレーではなかった🤣ほんとに2時間強、何も無い道だったので、最初に見えた赤土のビュートらしきシルエットで早合点した我が家なのでした💦
しかし、この間違い記念撮影のビュートを超えるとすぐに見えてきました‼️ホンモノのモニュメントバレーです🤩待ち焦がれすぎてフライングをしてしまう程、観たかった景色‼️笑。
ホンモノのモニュメントバレーはその連なりもすごく。付近にたくさんビュートがあるのです。
どんどん近づきます!本当は麓まで行きたいけど今日はグッと我慢です。だってとっても素敵な宿を予約しているのだから…
着く直前にまたもやユタ州に突入です!
という訳で無事に日暮れまでにモニュメントバレーに到着する事ができました😁
✴︎モニュメントバレーって?
当たり前のように目的地にしていますが、モニュメントバレーって何よ?という事も一応✍️
モニュメントバレーは、ナバホ・インディアンの居留地にあって正式にはモニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク(Monument Valley Navajo Tribal Park)と言います。国立公園ではないので、国立公園パスは使えません。
モニュメントバレーには、ビュートやメサといわれるテーブル形の台地が連なっています。大昔はこの場所に水が流れていたそうで、その水が地面を削ったり、土砂を運んで来たり…。さらに何千年という途方もない期間をかけて雨や風、地殻変動などによって徐々に今の型ができあがりました。きっとまた数千年後に私達の子孫は違う型のモニュメントバレーを目にしているのかもしれません。正にアメリカの原風景です。
✴︎モニュメントバレーの宿泊地
モニュメントバレーで夕陽や朝陽を観たい場合、モニュメントバレー内にある宿泊施設に泊まることになります。モニュメントバレーが部屋から見えるのは二箇所しかありません。1つはナバホ族が運営しているThe View。もうひとつは今回宿泊したGoulding's lodgeです。
私も宿泊先は悩みに悩みました🌀そんな時に参考にさせてもらったブログがこちら↓実際に宿泊された方のコメントはとても為になりました✨
悩んだ結果、私達はGoulding's Lodgeをチョイス🙌遠景からの景色を眺める事に決めました。いずれにせよ予約は早めにしないと、満室になりやすいとの事で、私達が予約をしたのも約2ヶ月前、残り数部屋という所でした。そんな憧れホテルに無事到着です😍
フロントの部屋があり、そこから奥へと部屋が続いています。二階建ての建物で、車を部屋の前に停めるあたり、モーテルのような作りです😅
部屋からの景色です。…涙が出ました。こんな風景を眺める事が出来るなんて‼️一年前までは想像もしていなかった✨
ストームが近づいてきており前日に雪が降ったとのこと、雪が残るモニュメントバレーなんて中々観れるものじゃないはず☃️それに、到着した時は運良くくっきり晴天で、太陽が綺麗にモニュメントバレーを照らしていました🌞
せっかくなのでロッジを散策です。寒い〜❄️ダウンに手袋、スノーブーツも大正解🙆♀️子供は雪に大喜びです。ロッジの裏手も岩壁がそびえたちます。この景観に溶け込むように建つロッジで過ごす時間は、まさに特別。
先述の通りThe Viewがナバホ族の運営するホテルなのに対してこのGoulding's Lodgeはアメリカ人が経営するホテル。1920年代にこの地で暮らし始めたゴールディング夫妻は唯一ナバホ族から認められてこのホテルの土地を譲り受けたと言います。そしてその後、夫妻はアメリカ映画のメッカ、ハリウッドでジョン・フォード監督と出会い、「駅馬車」の撮影がモニュメントバレーで行われました。
他にも「黄色いリボン」や「荒野の決闘」など西部劇の名作を次々と制作、発表し、ロケ地であるモニュメントバレーは人気の観光地となっていきました。このホテルはそんなジョン・フォード監督の常宿。監督が宿泊していた小屋などそのままに展示されている他、この地で撮影された映画の博物館もありました。
こちらは駅馬車に出てくるモチーフの馬車。
どこをとってみても完全に素敵でした。
この夜はもちろん部屋で自炊ごはん🍚最高の景色を眺めながら、みんなで食べました。このロッジにはガソリンスタンドやスーパー、もちろんランドリールームもあるのですが、ちょっと離れた場所。凍結が怖かったので、今夜の洗濯はおやすみです。あ‼️残念ながら電子レンジは部屋には無くら共用スペースに設置されています。
朝🌅あいにく朝陽に照らされる様子は見れそうにない曇天です☁️
それでも雪景色と相まってやはり幻想的な雰囲気。
ありがとうGoulding's Lodge‼️素敵な景色を見せてくれて最高でした🙌お別れを告げて今日はモニュメントバレーのもっと近くまで行ってみます。今日も極寒です❄️
✴︎モニュメントバレーナバホトライバルパーク
さて今日はこのパーク内を散策してからグランドキャニオンに行く予定です。あまり時間がない‼️昼までには出発したいところです🚗こんな絶景を前に詰め込み旅行では、毎回涙を飲みながらの出発になりますが、仕方ない😂
Goulding's lodgeから車で10分くらい、パークに到着です。ゲートがありそこで駐車料金を払います。一台あたり20ドル💵2日間有効です。
車を停めるとすぐに、モニュメントバレーの絶景が見渡せるベストポイントがあります。近い😳遠景も素晴らしかったですがなんと壮大なスケールなのでしょうか、近寄ってみて益々大自然の威力に圧倒されます。
さて、ゲートで許可書と共にマップも貰いました
いくつかTrailコースもありますが、私達は折角ジョンフォード監督の常宿に泊まったのだから、監督ゆかりの地のJohn Ford's Point を目指します✌️赤の点線はValley Loadと呼ばれるいわゆるオフロードです。ナバホ族が運営するツアーも複数ありますが、砂埃が凄いらしい事、かなり揺れるらしい事、そして時間がかかるので、私達は自分で行けるところだけにしました🤗でも…行きたかったなぁ😫
舗装道路からValley Loadに突入した途端に確かにすんごいアップダウンです🚗さらに雪溶け水のおかげでぬかるんだ部分もあり、ドキドキでした。私達の車はミニバン、四駆じゃないので不安がよぎりますが、シエナちゃん最後まで頑張ってくれましたよ💪
Three Sistersも間近で見ながら…
John Ford's Pointに到着です‼️
赤土の上に降りたち、思い思いに歩く事が出来ます。ジョンフォード監督が最もお気に入りだったという場所です🎬崖になっている所からは、荒野を見渡すような感じです。
雪の残る場所に子供も大喜び。こんなところで雪遊び⁉️景色をもっと堪能してほしい〜🤣とも思いましたが、雪のモニュメントバレーをバックに遊んでいる子供の動画を見返すと、こんな貴重な経験は他に無いのでは?とさえ思えてきて、とても愛おしい記録になりました。
馬小屋もあります。馬に乗って写真も撮れるようです。まさに西部劇のワンシーン📸
めちゃくちゃ寒くて曇天、予報は雪だったというこの日はかなり人も少なく😂この景色を家族だけで独占出来たことにも特別感が増しました😍
オフロードドライブを楽しんでいたらあっという間に11時です。あわてて引き返します。
ありがとうモニュメントバレー。
自然が作り出した雄大な景色を前に、今いる自分は世界の歴史の中での1つの点でしかなく、自分達の命の連鎖の尊さや子孫の事にまで思いを巡らせる事ができました。日々の暮らしでいっぱいで、子育てに毎日に試行錯誤、頭を悩ませていましたが、そんなことは非常に小さなこと、命を繋げて行くこと、元気に大きく育てよ‼️と、なぜかお母ちゃん、モニュメントバレーからエールを貰った気がしました🤙
帰宅して日常に戻るとまた普通に思い悩む日々ですが、行き詰まったらここへ行ったことを思い出してあの感動を思い出したいと思います😊
さて、素晴らしい景色を求めて次はグランドキャニオンの夕陽に染まるのを見に行きたい‼️という訳で次回はグランドキャニオン編です。